簡単な後付け・遠回し

後付け・遠回し技術は苦手意識さえ克服すればかなりの利点があります。
使用するためには基本の連鎖能力がある程度必要ですけれども^^;
簡単な例を交えつつ簡単な後付け・遠回し例を紹介したいと思います

 

①と②を比べてみてください、注目すべきは紫の位置、②は大分離れてますよね?
これがとても簡単な1連鎖遠回しの後付けです。
まあ、これは非常に単純なので、誰でもできると思うかもしれませんが
ちょっとメンタル的に嫌なイメージのある1連鎖遠回しだと
ごくごく一般的な固定形に逃げる人が非常に多いのも事実です^^;

③はある局面での折り返しです、右端の縦置き2つは千切りをしないために
こういう置き方をしています、次にABを見てください

 

Aの形ができる人は沢山いますが、Bの形をできる人は意外に少ないです。
何故か?黄色が平らカギのすぐ上に乗っていないため、恐怖を感じているからです。
これはカギ積みをしていた人に多い悪癖と言えます。
ちょっとの差なんだし、効率も暴発の可能性も変わらないだろうと思うかもしれませんが
遠回しの技術を使える人と使えない人では2つの差が現れます。

・千切りをしなくていい数の差
・ツモの順番に依存されやすさの差
以上の2つは確実に現れます

例としていくつかそんな局面を挙げておきます

 


④は非常に簡単ですが、これがまっすぐ落とせないようなら固定形依存が重症ぽいです。
⑤は少々遠回し気味に置く事でCのような形への発展を見込んでいます

次に実戦でうちの好む例ですが、これ

この⑥から折り返しを伸ばす時に、固定依存の人は間違いなくこの類の形しか積みません

 

しかし、ここで例えばこんな展開も見えていると、千切りをしなくていい可能性や
ツモの順番での依存のされにくさが増えることがわかると思います。

逆に、この考え方にはマイナス面もあります。
・難易度が上がる
・発火がどうしても遠くなる場合がある
・連鎖の形式が確定しがちになる

メンタル面として「すぐ側に繋がるタネがないと安心できない」という部分がある人は多いと思います。
また「知らない形は破錠しそう」という部分もあると思います。
調子が悪ければ無理をしないのもアリアリですが、調子のいい時は自分の連鎖力を伸ばす意味でも
こういった積みの練習はしておくべきなんだと思います。